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無線LANのセキュリティに関するガイドライン改訂版

3 業界としての基本認識

無線LANセキュリティの問題に関する業界の基本認識は次の通りです。

1 無線LANセキュリティの重要性をユーザに認識してもらい正しく使っていだけるように啓発するのはメーカの責任である。
 

 無線LAN機器の低価格化と設定の容易化により中小企業や一般家庭、大企業の一部門など、専門知識がないユーザでも簡単に無線LAN環境を構築できるようになってきました。現状ではこれらユーザの多くがまったくセキュリティ機能を設定せずに使用したため、通信の内容を盗み見られたり、自分のパソコンに侵入されたりした事例が発生しています。このような専門知識をもたないユーザに対して技術的内容を出来る限りわかりやすく解説して、少なくとも最低限の無線LANセキュリティ機能を必ず設定して正しく使っていただけるように啓発することは無線LAN機器メーカやパソコンメーカの責任です。

2 メーカだけではユーザへの啓発は難しく、関連事業者からの多面的協力が必要である。
 

 メーカ以外にも、無線LAN機器/パソコンの販売店や、無線LANの設定サービスを提供する業者などの協力を得る必要があります。これら無線LAN関連事業者にも働きかけ、この問題の重要性を認識していただき啓発活動に協力いただくことが重要です。

3 啓発活動と並行して、専門知識のないユーザでも簡単・確実に無線LANセキュリティの設定が行えるようメーカとして、改善努力を続ける必要がある。
 

 無線LANの知識が全くないユーザにとってセキュリティ機能を理解し正しく設定することは必ずしも容易ではありません。 そのため、マニュアル/設定方法の改善、セキュリティ機能のかけ忘れ防止策、セキュリティ機能の容易な設定化など更なる改善を続けることが必要です。

4 最終的に無線LANにセキュリティをかけるのはユーザの責任である。
 

 無線LANに必要なセキュリティ機能は通信内容、用途、業種によって千差万別です。例えば、一部の公衆無線LANサービスではまったくセキュリティをかけていない場合もありますが、このような場合はセキュリティの無いサービスであることを認識した上で、個人情報等を扱わない範囲で利用するようにユーザに意識していただくことが必要です。どのようなセキュリティ機能を使用するかは一律に決められないため、ユーザまたはユーザのネットワーク管理部門が責任を持ってセキュリティ機能を選択し、管理していただく必要があります。



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