| Q1 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』とは何ですか? |
| |
| A1 |
リチウムイオン電池は、2006年夏に発生したバッテリパックの発火事故をきっかけに、ノート型PCでより安全に利用できるような指針を策定する必要性が高まりました。
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』は、JEITA、およびBAJが協業してこの問題に取り組んで作成、安全利用の指針としたものです。
本手引書では、ノート型PC用の二次電池について、より高い水準の安全性確保の観点から、セル(単電池)、バッテリパック(組電池)、およびPCシステムからなるリチウムイオン二次電池システムの安全に関わる設計・評価上の留意点をまとめています。
JEITA、およびBAJは本手引書によって、ノート型PC用二次電池の安全利用を著しく向上させうると考えており、セル、バッテリパック、およびPCシステムからなるリチウムイオン二次電池システムを設計・製造する事業者に対して、本手引書への準拠を強く推奨しています。 |
|
Top |
 |
| Q2 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』では、過去にあった事故について、対策がとられているのですか? |
| |
| A2 |
本手引書は、過去に発生した事故、および事故に至る前に未然に回避した問題なども包含し 検討しています。 |
|
Top |
 |
| Q3 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』は全てのメーカーで採用されますか? |
| |
| A3 |
一般的に業界団体が作成するガイドラインには、法的な強制力はありません。
しかしながら、JEITA、およびBAJは本手引書によって、ノート型PC用二次電池の安全利用を著しく向上させうると考えており、セル(単電池)、バッテリパック(組電池)、およびPCシステムからなるリチウムイオン二次電池システムを設計・製造する事業者に対して、本手引書への準拠を強く推奨する意志を表明しています。
業界団体として、本手引書の作成に参加したメーカーだけではなく、内外の電池メーカー、PCメーカーに対しても、採用を働きかけていきます。 |
|
Top |
 |
| Q4 |
|
なぜ、ノート型PCだけで安全対策を講じたのですか? |
| |
| A4 |
ノート型PCの安全利用については、次のとおり、詳細に決める内容が多いため、
携帯電話など、リチウムイオン二次電池が使用されている他の製品よりも先行して安全対策を講じました。
-
エネルギーが大きいこと
-
円筒形電池では角形電池に比べて、電極間に高圧力がかかること
-
バッテリパックは、セル(単電池)を複数個組み合わせて使用しており、セル個々の特性のバラツキなども含めたよりきめ細やかな制御が要求されること
|
|
Top |
 |
| Q5 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』を適用した製品は、本当に安全なのですか? |
| |
| A5 |
工業製品である限り、偶発的な問題を含めて全く事故が発生しないとは言い切れません。
なお、今回の『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』は、より高い水準の安全性確保の観点から、各社に蓄積されたノウハウを結集し、業界としての指針の策定を目的に活動を展開して作成しました。
今後も業界団体としては、更に製品を安全にお使いいただけるように、たゆまず努力していきます。 |
|
Top |
 |
| Q6 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』が作成される前の製品について、安全性に問題はありませんか? |
| |
| A6 |
従来製品の技術は、そのときの最高水準で開発しており、多くの製品が今も問題なく使用されています。 |
|
Top |
 |
| Q7 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』を適用することで、性能は変化しますか? |
| |
| A7 |
定格容量の規定、および考え方はこれまでと変わらないため、性能が大きく変化することは無いと考えています。 |
|
Top |
 |
| Q8 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』を適用することで、価格は上昇しますか? |
| |
| A8 |
新しい設計や評価が必要になりますが、業界団体としては、各メーカーの自助努力でできる限り対応していただきたいと考えています。 |
|
Top |
 |
| Q9 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』が適用された製品は、いつごろから発売されるのですか? |
| |
| A9 |
本手引書は、セル(単電池)からバッテリパック(組電池
)、PCシステムまで、広範囲に安全性を向上させるための指針をまとめています。
このため、各メーカーでは、実施可能な項目から順次に適用していくことになると考えています。
具体的な適用時期は、各社の製品計画に依存するため、業界団体としては一概にお知らせできません。 |
|
Top |
 |
| Q10 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』が適用された製品と適用されていない製品を見分ける方法はありますか? |
| |
| A10 |
製品の見分け方については、JEITAパーソナルコンピュータ事業委員会で継続して検討していきます。 |
|
Top |
 |
| Q11 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』が作成される以前に、電池メーカーとPCメーカーで安全性に対する取り決めに問題はなかったのですか? |
| |
| A11 |
従来は、電池メーカーとPCメーカーの間で個別に技術検討された中で取り扱ってきた内容であり、各社は個別に十分な検討を行ってきたと理解しています。
本手引書では、飛躍的な品質向上という命題で用語を定義し、業界全体で共通認識をするという考えのもとに、安全領域の考え方などに対して、新しく定義した用語を用い、解説しました。 |
|
Top |
 |
| Q12 |
|
すでに出荷されている製品について、何らかの対応はされますか? |
| |
| A12 |
出荷済みの製品の技術は、そのときの最高水準にあるものと考えており、現段階では特に対応を考えていません。 |
|
Top |
 |
| Q13 |
|
国際標準化についてどのように考えていますか? |
| |
| A13 |
海外製のバッテリパックや製品については、情報がないため言及できませんが、JEITA、およびBAJは、
今回の経験を役立てていただくため、本手引書に記載した技術基準を現在、IECへ提案中です。 |
|
Top |
 |
| Q14 |
|
既存の規格や関連団体と連携はとれているのですか? |
| |
| A14 |
JIS C8712とJIS
C6950については、それぞれの規格を補完し、製品の安全性を高める内容に仕上がっていると考えています。
このため、現在、JIS
C8712の国際規格であるIEC62133の規格団体に本手引書の内容に即して提案しています。
また、JIS C6950の国際規格であるIEC60950の規格団体へも提案を準備中です。
IEEE1625規格も補完する内容であると考えていますが、規格対応については、国際規格(IEC規格)への対応が優先すると考えています。 |
|
Top |
 |
| Q15 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』は、改版されていくのですか? |
| |
| A15 |
今後、新しい技術によって、対応が必要になった場合は、関連業界団体で協議を行い、順次改版していきます。 |
|
Top |
 |
| Q16 |
|
『ノート型PCにおけるリチウムイオン二次電池の安全利用に関する手引書』で安全領域を設定した効果にはどのようなものがありますか? |
| |
| A16 |
安全領域の考え方を含め、本手引書に盛り込まれたセル(単電池)、およびバッテリパック(組電池)の設計における留意点の有効性は、試験によって検証できることが重要です。
本手引書には、従来の国際規格、およびJISで試験されてきた基準に加え、新たな評価試験を規定しており、これらの試験によって、より高い水準での安全性確保が可能と考えています。 |
|
Top |