バッテリ関連Q&A集
Question
Q1
バッテリパックを使用したノートパソコンの安全性と正しい使い方を教えてください
Q2
バッテリパックが熱くなるのですが、大丈夫でしょうか?
Q3
バッテリパックを取り外した本体の接続部分に触っても感電しませんか?
Q4
パソコンに「アフターマーケット(グレーマーケット)」のバッテリパックを使用するのは安全ですか?
Q5
非純正バッテリパックと、その対策について教えてください
Q6
非純正バッテリパックに対するパソコンメーカーの基本的な考え方を教えてください
Q7
二次電池とリチウムイオン電池について教えてください
Q8
バッテリパックについて教えてください
Q9
バッテリパックの寿命について教えてください
Q10
バッテリパックを長持ちさせるためのヒントを教えてください
Q11
バッテリパックの保管について教えてください
Q12
リチウムイオン電池はどういったものに使われているのですか?
Q13
リチウムイオン電池の安全設計について教えてください
Answer
Q1
バッテリパックを使用したノートパソコンの安全性と正しい使い方を教えてください
A1
電池は安全を考慮して設計されています
ノートパソコンや携帯用の電子機器などのバッテリパックに使われる
リチウムイオン電池
は、危険なものではありません。大きな事故に結びつかないように、電池そのものにも安全を考慮した設計がなされていますし、
バッテリパック
として使用する場合にも、過電圧、過放電、過電流などを防ぐための安全面からの工夫がなされています。
障害が発生しても常に発火に至るわけではありません
バッテリパックに障害が発生した場合も、常に発火に至るわけではありません。バッテリパックの稼働状態は常に監視されており、異常を検知したような場合には、充電機能を停止するなど、大きな事故に結びつかないように保護機能が設けられています。
万が一に備えてパソコン本体にも配慮がなされています
万が一バッテリパックが発火した場合のことも考慮し、バッテリパックだけでなく、パソコン本体にも安全面からの配慮がなされています。パソコン本体を覆っているプラスティック樹脂などには、国際規格に基づいた難燃性の高いものが採用されており、パソコン全体に延焼が及ばないような配慮もなされています。
使用環境にご注意ください
バッテリパックを使用したノートパソコンは、次のとおり使用環境に注意してください。
バッテリパックは通常の使用でも熱くなるため、膝の上などに置いて使用しないでください。
バッテリパックやノートパソコンを、高温の環境に放置しないでください。
ノートパソコンをソファーやベッド、カーペットといった柔らかいものの上で使用しないでください。このように使用すると、通風口を防ぐことになり、オーバーヒートの原因になります。
取り扱いにご注意ください
バッテリパックを使用したノートパソコンは、次のとおり取り扱いに注意してください。
バッテリパックに、押し潰す、叩くといった強い圧力を加えないでください。バッテリパック内部に電気的な短絡が発生し、オーバーヒートに結びつく可能性があります。
パソコンを落としたり、ぶつけたりしないでください。特にコンクリートなどの堅い表面への落下は、ノートパソコン本体やバッテリパックに潜在的なダメージを与える可能性があります。バッテリパックに衝撃を与えた場合、あるいは外観に明らかな変形や破損が見られる場合には、使用をやめてください。
パソコンを水やその他の液体で濡らさないでください。水分が乾き、正常に稼働しているように思えても、電気回路が徐々に腐食することによって、安全面での問題が引き起こされる可能性があります。
お使いのノートパソコン用の正しいACアダプタを使用してください。他の機種用のものなど、正規のものでないACアダプタを使用すると、液漏れ、発熱、発火、破裂、バッテリパックが正常に充電されないなど安全面での問題が引き起こされる可能性があります。
バッテリ駆動時間が短くなった場合は、純正の新しいバッテリパックと交換してください。
バッテリパックを保管する場合は、できるだけ湿度の低い冷暗所で保管してください。また、子供の手の届かない場所に保管してください。
取り外したバッテリパックの端子(金属部分)が短絡しないように、ネックレス、クリップ、コイン、鍵などが触れないように注意してください。
バッテリパックは指定充電方法以外で充電しないでください。
バッテリパックを分解、改造しないでください。
ごみ廃棄場で処分されるごみの中にバッテリパックを捨てないでください。
パソコンメーカーが作成しているマニュアルに記載されているバッテリパックの使用方法、保管方法、充電方法に従って使用してください。
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Q2
バッテリパックが熱くなるのですが、大丈夫でしょうか?
A2
バッテリパック
は、その使用中や充電時に熱を発生することがあります。常時手に触れる可能性のある部位の表面温度は、各社とも国際的な安全基準や社内標準で規定した温度以下であることを確認しているはずです。それでも気になる場合は、各社のお問い合わせ窓口で確認することをお勧めします。
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Q3
バッテリパックを取り外した本体の接続部分に触っても感電しませんか?
A3
お手持ちのパソコンの製造元にご確認ください。一般的には、
バッテリパック
が装着されていないときは、本体の接続部分に電圧はかからないため、感電の心配はありません。ただし、端子の曲り、汗や油等の付着による端子部分の劣化など故障の原因になることがあるため、パソコンおよびバッテリパックの接続部分には触れないでください。
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Q4
パソコンに「アフターマーケット(グレーマーケット)」のバッテリパックを使用するのは安全ですか?
A4
いわゆる「アフターマーケット(グレーマーケット)」の
バッテリパック
の安全性は保障できません。過去に同様のバッテリパックによる事故が発生しています。お客様には、メーカーまたは正規のサプライヤーで取り扱っている純正バッテリパックの使用を強くお勧めします。
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Q5
非純正バッテリパックと、その対策について教えてください
A5
現在、ノート型パソコンは、
バッテリパック
を使用することで、外部電源供給のない場所でも利用することができます。
しかし、近年、いわゆる「改造バッテリパック」や「互換バッテリパック」 が登場し、それを使用したことによりノート型パソコンへの損傷または利用者への損害を与えかねない事例が、一部のパソコンメーカーから報告されています。
これら非純正バッテリパックについては、その製品の技術的仕様がパソコンメーカーには不明のため、その互換性や安全性については、パソコンメーカーとしては責任を負うことができないという状況です。
改造バッテリパックや互換バッテリパックなどの非純正バッテリパックに関し、パソコンメーカーの保証範囲を明確にし、広くユーザへの使用上の注意を促すことが必要であると考え、JEITAは 以下の注意喚起を行っています。
『ノート型パソコン用非純正バッテリパックに関してご注意いただきたいこと』
http://it.jeita.or.jp/perinfo/committee/pc/0503battery/index.html
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Q6
非純正バッテリパックに対するパソコンメーカーの基本的な考え方を教えてください
A6
パソコンメーカーの純正
バッテリパック
は、パソコン本体からバッテリパックへの様々な監視制御により、パソコン全体として、安全かつ最適な機能を実現できるように緊密な関係を持った設計がなされており、各パソコンメーカーが充分な検査のうえ、出荷しています。
逆にいえば、改造バッテリパックなどは、パソコン本体の設計や制御情報が、どの程度反映されて製作されているのか、その使用でどんな結果が生じるのか、その信頼性が非常に危惧される状況です。
改造バッテリパックなどを使用して、制御回路などに問題が生じると、誤動作や本体故障などの影響を及ぼす可能性があります。場合によっては、安全性に関わる問題が発生する可能性も否定できません。万一このような問題が発生した場合、パソコンメーカーの保証の範囲外です。したがってパソコンメーカーとしては、純正バッテリパックの使用を推奨します。
非純正バッテリパックの使用に関しては、広く業界として注意喚起が必要と判断し、JEITAとしてその想定されるリスクについて、パソコンの利用者に対し注意喚起を行うとともに、社団法人電池工業会などの関連業界団体とも連携して関係各位に働きかけを行っています。
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Q7
二次電池とリチウムイオン電池について教えてください
A7
二次電池について
二次電池とは、充電して繰り返し使える電池の総称です。充電できない使い切りの電池を一次電池といいます。
二次電池の中でも、小型充電式電池には、ニカド電池(Ni-Cd電池)、ニッケル水素電池(Ni-MH電池)、リチウムイオン電池(Li-ion電池)があります。
リチウムイオン電池 (Li-ion電池)について
リチウムイオン電池は、現在実用化されている二次電池の中では、最もエネルギー密度が高く、高い電圧が得られるため、ノートパソコンや携帯用の電子機器などのバッテリパックによく使われています。
メモリー効果
がほとんどなく、継ぎ足し充電を頻繁に行う携帯用の電子機器などに向いています。
ただし、満充電状態で保存すると劣化しやすく、極端な過電圧や 過放電により、電極が不安定な状態になり激しく発熱するため、破裂したり発火したりする危険性があります。
これを防ぐため、リチウムイオン電池製品は電池単体では販売されず、電圧などを厳密に管理する制御回路と過充放電を防ぐ保護機構を組み込んだ
バッテリパック
としてしか販売されません。
リチウムイオン電池の原理は?
リチウムイオン電池は、Li+イオンが正極と負極を行ったりきたりするだけの極めてシンプルな原理に基づく電池です。
そのシンプルさから、メモリー効果もなく、充放電効率(充電エネルギーと放電エネルギーの比率)が高くなっています。
リチウムイオン電池の特徴は?
リチウムイオン電池の特徴は、電圧が3.7Vと、ニッケル水素電池などの約3倍の電圧で、軽くて大きな電力を持っていることです。
リチウムイオン電池1個の電圧は3.7Vです。同じ小型二次電池の仲間であるニカド電池やニッケル水素電池の1.2Vに比べ、3倍の電圧が得られます。
いいかえると、同じ電圧を出すのに使用本数が3分の1で済むということになります。
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Q8
バッテリパックについて教えてください
A8
リチウムイオン電池
、ニッケル水素電池、ニカド電池などは、1個の電池だけで使用するのではなく、電池を複数個接続した状態で機器に取り付けて使用される場合が大部分です。このように、同じ種類の電池を複数個接続した電池をバッテリパック(電池パック)と呼んでいます。
リチウムイオン電池は、正極にコバルト酸リチウム(LiCoO2)、負極にグラファイト(炭素)を使い、それぞれの極板を何層かに積み重なったような構造になっています。
これらの単独の電池をセルと呼び、ノートパソコンなどではセルを複数組み合わせて所定の電圧や容量を出すバッテリパックに仕上げます。
電池を複数個接続したらバッテリパックになる?
安全性の観点から、パソコンでは、バッテリパックに対する過電圧、過電圧、温度異常、過放電、内部短絡、放電電圧異常、充放電回数など、さまざまな監視制御を行っています。
これらの制御はバッテリパック内の制御回路だけでなく、パソコン本体側の制御回路、制御ソフトウェアとの密接な関係のもとで行われています。当該パソコン本体に関する詳細の設計/製造情報がないにも かかわらず、バッテリパックに改造を加えることは、その後の使用に危険が伴います。
バッテリパックの残容量は、パソコンのシステムの動作と密接な関係にあります。さまざまなバッテリパックに関する情報を元に、バッテリパックの残容量は計算されています。また、バッテリパックの残容量に合わせて、 パソコン本体内でもさまざまな処理が行われています。パソコン本体に関する詳細の設計/製造情報がないにもかかわらず、バッテリパックに改造を加えることは、 パソコンの誤動作などの可能性があります。
パソコンの使用にあたっては、パソコンメーカー指定のバッテリパックを正しい方法で使用する必要があります。誤った使用を行うと、発火、破裂、発熱などの恐れがあります。また、バッテリパックの液漏れや性能/寿命の低下に繋がる可能性があります。
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Q9
バッテリパックの寿命について教えてください
A9
バッテリパックの寿命 について
バッテリパック
は消耗品であり、その寿命は使用環境に応じて時間経過とともに徐々に短くなります。時間が経つにつれて、満充電容量は、定格容量よりも少なくなっていきます。1回の充電で駆動できる時間が短くなった場合は、純正の新しいバッテリパックと交換してください。
バッテリパック のリサイクル について
寿命がきて使えなくなったバッテリパックは、リサイクルされます。
小形充電式電池のリサイクル活動は、2001年に施行された『資源の有効な利用の促進に関する法律』に基づき、小形充電式電池の回収と再資源化が義務付けられています。
全国のリサイクル協力店、協力自治体、リサイクル協力事業者などの回収拠点から、小形充電式電池を無償で回収し、再資源化を推進しています。
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Q10
バッテリパックを長持ちさせるためのヒントを教えてください
A10
ノートパソコンに搭載された
バッテリパック
は、次の事項に注意することで、機能低下を比較的遅くすることができます。
バッテリパックやパソコンを、高温の環境下に放置しないでください。
主にACアダプタを装着してパソコンを使用し、バッテリパックの電力をほとんど使用しないとなど、100%の残量近辺で充放電を繰り返すとバッテリパックの劣化を早めることがあります。
パソコンを使用しない時は、ACアダプタをコンセントから外しておくと 満充電での劣化の防止になります。また、省エネにも良い使い方です。
1ヵ月に一度は、ACアダプタを外してバッテリパックだけでパソコンをご使用ください。
1ヵ月以上の長期間バッテリパックを使わないときは、本体からバッテリパックを外して、風通しの良い場所に保管してください。
バッテリパックをパソコンから取り外して保存するときは、劣化を防ぐために50%以下の容量にしてください。
パソコンの省電力マネージャーなどを使用して、最適な電源設定を選択してください。
次の事項にご注意ください。
バッテリパックを長期間充電しないままにしておくと、再充電には非常に長い時間がかかります。
バッテリパックの駆動時間は、温度の低い環境下では一時的に悪くなります。
集中計算や高性能のグラフィック・アプリケーションの実行中など、パソコンが、バッテリパックから電力を大量に消費するとき、バッテリパックとパソコンの温度が上昇することがあります。
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Q11
バッテリパックの保管について教えてください
A11
バッテリパック
を 保管するときは、次の事項に注意してください。
充電状態の電池を放置しておくと電池が劣化し、もう一度充電したときの容量が減少してしまいます。 この劣化は、満充電で保管すると激しくなり、保存温度が高いほど劣化が早く進みます。 バッテリパックを長期保管するときには、できるだけ湿度の低い冷暗所に保管し、充電容量を50%前後にして保管することをお勧めします。
保管時は、ビニール袋などに入れて端子のショートが起こらないようにし、ダンボールなどの電気を通さない箱に、バッテリパックが重ならないように入れてください。
バッテリパックの端子(金属部分)が短絡しないように、金属製ネックレス、クリップなどの金属類と混在、同梱されないようにしてください。
過放電を防止するために、半年に1回くらいの割合で、50%程度の充電をしてください。
落下することがないように、また衝撃がかからないよう安定した場所に保管してください。
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Q12
リチウムイオン電池はどういったものに使われているのですか?
A12
リチウムイオン電池
は、小型で軽量という特徴を活かして、次のような用途に使われています。
ノートパソコン、PDA、携帯電話、ハンディ・ターミナル、コードレスフォン、業務用無線機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、放送局向けビデオカメラ、携帯ゲーム機、ロボット、無人潜水艇、電気自動車、ハイブリッド自動車、電動自転車、携帯プリンタ、携帯ライト、ポータブル・ナビゲーション、ポータブル・オーディオ機など
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Q13
リチウムイオン電池の安全設計について教えてください
A13
リチウムイオン電池
は、電池の内部に安全機構を有する構成部材および部品を用いて電池自体の安全性を考慮しているとともに、電池の外部にも電池の状態(電圧、電流、温度)を検知して電池メーカーが推奨する使用範囲・条件を確保し、異常を感知した場合に作動して安全を確保する保護回路や制御装置があわせて組み込まれています。
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