JEITA HOME

無線LANのセキュリティに関するガイドライン

4 業界としての基本認識

 無線LANのセキュリティ問題に関する業界の基本認識は次の通りです。

1 無線LANセキュリティの重要性をユーザに認識してもらい正しく使っていだけるように啓発するのはメーカの責任である。
 無線LAN機器の低価格化と設定の容易化により中小企業や一般家庭、大企業の一部門など、専門知識がないユーザでも簡単に無線LANを構築できるようになってきました。現状ではこれらのユーザの多くがまったくセキュリティ機能を設定せずに使用して、通信の内容を盗み見られたり、自分のパソコンに侵入されたりした事例が発生しています。このような専門知識をもたないユーザに対して技術的内容を出来る限りわかりやすく解説して、少なくとも最低限のセキュリティ機能の設定を推奨するように啓発することは無線LANメーカ、パソコンメーカの責任です。
2 メーカだけではユーザへの啓発は難しく、関連事業者からの多面的協力が必要である。
   メーカ以外にも無線LANに関係する事業者として、無線LAN/パソコンの販売店や、無線LANの設定サービスを提供する業者などの協力を得る必要があります。これら関連業界団体にも働きかけ、この問題の重要性を認識していただき啓発活動に協力いただくことが重要です。
3 啓発活動と並行して、専門知識のないユーザでも簡単・確実にセキュリティの設定が行えるようメーカとして、改善努力を続ける必要がある。
   無線LANの知識が全くないユーザにとってセキュリティ機能を理解し正しく設定することは必ずしも容易ではありません。これがセキュリティ機能の設定がされていない一因であると認識し、マニュアル/設定方法の改善、セキュリティかけ忘れ防止策の検討などセキュリティ設定の容易化を業界として引き続き推進して行きます。
4 最終的に無線LANにセキュリティをかけるのはユーザの責任である。
   無線LANに必要なセキュリティ機能は通信内容、用途、業種によって千差万別です。例えば、一部の公衆無線LANサービスではまったくセキュリティをかけていない場合もあります。また、企業内で機密データを送るような場合は非常に高度な認証や暗号化が必要になります。このようにどのようなセキュリティを使用するかは一律に決められないため、最終ユーザまたはユーザのネットワークの管理部門が責任を持ってセキュリティ方式を選択し、管理していただく必要があります。


<< Back  Top page  Next >>

© JEITA,2003
パーソナル情報部会トップ