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無線LANのセキュリティに関するガイドライン

1 はじめに

 近年、無線LAN機器の低価格化、無線LAN通信方式の標準化(IEEE802.11(*1))による接続性の向上、オペレーティングシステムが無線LANを標準サポートした事による設定の容易化などで、無線LANが企業・家庭に急速に普及しています。無線LANは有線LANに比べて以下のメリットがあり、今後ますます普及していく事が期待されます。


1 どこでも作業できる
 ノートパソコンと無線LANを組み合わせることで家の中やオフィスのどこでも、場所を選ばずにパソコンを使ってインターネットや社内ネットワークにアクセスする事が出来ます。
2 配線費用の削減
   有線LANの場合はLANケーブルの配線が必要で、パソコンの設置場所が変わるたびに配線工事やケーブルの定期的な交換に費用がかかります。無線LANを使えばこのような費用はかかりません。
3 ケーブリングトラブルの軽減
   ケーブルの断線や抜けによる通信トラブルや、ケーブルを引っ掛けて怪我をしたり、パソコンを落とすというトラブルを減らすことができます。
3 迅速なLAN構築が可能
   展示会や、デパートなどの季節限定売り場(お中元/お歳暮など)、確定申告の相談会場など、ある時期だけネットワークを構築したいときに便利です。


 このように便利な無線LANですが、セキュリティ機能の設定を全く行わないまま無線LANを使ったために、通信の内容を盗み見られた、自分のパソコンに他人が侵入したといった事件が最近マスコミでも報道されています。無線LANのセキュリティ保護は非常に重要な問題であり、これをユーザが認識して正しく使っていただけるように啓発するのはメーカの責任であるとの認識から、この度JEITAとして本ガイドラインを策定いたしました。  本ガイドラインは無線LANのセキュリティ啓発に関してパソコン、無線LAN関連事業者が遵守すべき指針をとりまとめたものです。関係各位が速やかな対応を図られることを希望します。


(*1) :IEEE802.11: 米国に本部がある世界最大の電気・電子関係技術者の組織IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineering, Inc)が定めた無線LANの標準通信方式


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