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ストレージ上のデータ消去に関するガイドライン


3 ストレージの廃棄・譲渡時のデータ消去に関するご注意

 ストレージを使用していた状態のまま廃棄・譲渡すると、HDD・磁気テープ媒体上の情報を第三者に見られてしまうおそれがあります。廃棄・譲渡するときは、すべてのHDD・磁気テープ媒体上のデータを消去することをお勧めします。

 ただし、OSやアプリケーションからファイルを削除しただけでは、悪意を持った第三者によってデータが復元されるおそれがあります。機密情報や見られたくない情報を保存していた場合には、市販のデータ消去ソフトなどを利用するか、または、ストレージ関連事業者の「データ消去サービス」(有償)を利用し、データを消去し、復元されないようにすることをお勧めします。また、HDD・磁気テープ媒体上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊して、読めなくする方法もあります。

 ユーザが、廃棄・譲渡等を行う際に、HDD・磁気テープ媒体上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、HDD・磁気テープ媒体に記録された全データを、ユーザの責任において消去することが非常に重要となります

 また、HDD・磁気テープ媒体上のソフトウェア(OS、アプリケーションソフトなど)を削除することなくストレージを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認を行う必要があります。


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