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4.XMLの標準化動向
4.1 技術
XMLの標準化活動は,W3Cによる基本言語仕様の標準化と各種コンソーシアムなどでの文書構造/意味定義(上位ボキャブラリ)の標準化が活発に動いている。
基本言語仕様については,最も基本的な部分が漸く規定された状況であり,Webでの共通な情報表現基盤となるためには,まだ,多数の標準の規定が必要である。これらの一通りの標準が規定されるまでには後1年,安定するまでには2年かかると見ている。
上位ボキャブラリの標準化については,W3Cのような非営利団体が推進していくというよりも,ビジネス戦略を背景に複数企業がコンソーシアムを形成して標準化/デファクト化を推進している状況にある。従って,同一分野で対立するコンソーシアムが発生している状況でもある。特徴的なのは,EC分野でのマイクロソフトの標準化活動と携帯端末,カーナビ,デジタル放送などへのXML適用の分野拡大が挙げられる。
4.2 XMLフォーマット
4.2.1 海外の動向
1)OASISとXML.ORG(コンソーシアム)
SGML, XMLや HTMLなどの標準の普及活動を行っている国際的なコンソーシアムとしてOASISが有名である。このOASISの下部組織で、特にXMLを扱っているのがXML.ORGである。XML.ORGは、OASISサイト(www.oasis-open.org)とは別にXML.ORGサイト(www.xml.org)を持ち、XMLポータルをとしての役割を担っている。
XML.ORGには、XMLフォーマット仕様の情報を登録することができ、それによってXMLフォーマット情報のイエローページとして機能している。したがって、XML.ORGは、各仕様の概要を紹介するページは持っていない。ただし、OASISサイトのCover
Pageに概要が載っている場合は、そこへのリンクを持つ。
2)ebXML(XMLベースのEDI共通フレームワーク)
ebXMLは、国連の通商・電子商取引部門であるUN/CEFACTとOASISが、国際的に共通なEDI共通フレームワークの必要性を感じ、協力してXMLベースで作成している仕様である。
OASIS:Organization for Structured Information Standards
- UN/CEFACT:United Nations Centre for the Facilitation of Procedures
and Practices for Administration, Commerce and Transport
- ebXML : the Electronic Business XML
3)SOAP(W3C)
4.2.2 国内の動向
1)JIPDEC
@CII標準ベースのXMLマッピング仕様の作成
EDIにおけるデータの表現形式の規約としてJIPDECが開発したCIIシンタックスルールと各業界の標準メッセージを組み合わせたCII標準の開発を行い、普及に努めている。この一環として、通商産業省の委託を受けてCII標準を利用した異業種間のEDIおよび中小企業向けEDIパイロットモデル事業等を実施している。
AebXML日本委員会の設立を提案
EIAJ(日本電子機械協会)で、ebXML日本委員会の設立が検討されている。
2)Med XML コンソーシアム(医療)
XMLベースの電子カルテの交換フォーマットであるMML(Medical Markup Language)の実用化を推進するために3月3日、「Med
XML コンソーシアム」(Med XML)が結成された。日本医療情報学会の電子カルテ研究会MML仕様作成ワーキンググループ(MML-WG)が母体となった。MML-WGでは1995年からMMLの開発を進めてきたが、1999年11月に発表した「MML
Version2.21」で実用レベルに達したと判断。その為今回、産業レベルでの技術開発を進め実用化を促進するために、学会から独立した新組織を設立した。
3)日本電子出版協会 (出版)
出版社、印刷会社など136社で構成する日本電子出版協会は、XML(eXtensible Markup Language)ベースの電子書籍フォーマット「JEPAX」のドラフト版を策定。
バージョン0.7仕様を公開した。12日にはサンプル・コンテンツをWebページ(http://www.jepa.or.jp)からダウンロード可能にする。9月にも正式版を公開する予定。
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